夏競馬も先週で終わり、今週からいよいよ【秋競馬】ですね！
9月はセントウルＳ、セントライト記念、ローズＳなどありますし
10月はＧ１のスプリンターズＳ、秋華賞、菊花賞、天皇賞・秋などがあります。
3歳クラシックも古馬重賞もここから盛り上がっていくことでしょう！
それにしても今年の夏競馬はいろいろありましたね。
・7月のラジオNIKKEI賞ではゼーヴィントが戸崎圭太騎手を背に勝利。
戸崎騎手は夏競馬の間、絶好調でしたよね。
・8月には札幌記念でモーリスがネオリアリズムにまさかの敗北。
モーリスは安田記念に引き続き、逃げ馬にまんまと残られてしまいました。笑
・9月には新潟記念で上り馬アデイインザライフが勝利。
横山典弘騎手はこれで全場重賞制覇を達成しましたね！
こうして見返してみると本当にいろいろありました。
多くの、夏を得意とする馬・騎手が活躍した夏競馬でしたが、
今回は【騎手】の方に照明を当てた記事を書こうと思います。
題して「【2016秋競馬】前に見ておきたい夏競馬好調・高回収率騎手。」です。
夏競馬最も活躍した騎手と言えば戸崎騎手を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
全体成績という意味ではモレイラ騎手も衝撃的でしたが、重賞に関してはやはり戸崎騎手。
ゼーヴィント、アルバートドック、グレンツェント、ヤングマンパワー、ブランボヌール。
7月、8月の2カ月間だけで重賞を5つも勝利しています。
・夏競馬(6/04～9/04)の騎手別全体成績
夏競馬の騎手別成績を見ても、戸崎騎手は勝利数59回でトップ。
勝率も23.7％と非常に高い数値となっています。
そして騎手別成績を見てみると順位1位戸崎騎手～6位浜中騎手までの
複勝率が4割近くあり、7位の内田騎手からは3割以下に下がっていることが分かります。
6位と7位の所に大きな差がありますので、今回は6位までの騎手を
夏競馬好調騎手として取り上げたいと思います。
さらに高回収率騎手として単回値119、複回値91の和田竜二騎手。
単回値113、複回値96の田辺裕信騎手も加えて取り上げます。
好調騎手6名、高回収率騎手2名の計8名ですね。
8名の騎手の夏競馬での活躍をデータを見て調べていき、
秋競馬にうまく生かせるように、まとめていきます！
「ちなみに一番下がモレイラ騎手の成績です。
勝率・複勝率がとんでもない数値になっていますね。笑
しかし単回値、複回値は100％前後。相当人気もしているようです。」
- 好成績なクラス 重賞
- 好成績な枠順 8枠
- 好成績な距離 1600m
戸崎騎手は夏競馬は重賞、特別戦などの注目度の高いレースで活躍。
勝率は2割越え、複勝率は5割越えと素晴らしい成績ですが
回収率は80前後に落ち着いているように人気もしています。
ただ特別戦や重賞に限れば、まだまだ高回収率の騎手ですし
秋競馬はより大きな舞台での活躍が増えてきそうです。
【ポイント】
・中4週から半年以上間隔が空いた馬に騎乗した時はチャンス。
↑こちらは前走間隔別の成績です。
戸崎騎手の買い条件としては、ある程度前走間隔の空いた馬がいいですね。
大体中4週以上間隔が空いた馬がいいと思います。
そして半年以上間隔が空いた馬でも普通に走ります。
戸崎騎手は他の騎手からの乗り替わりで好成績なので
他の騎手で負けた後に、長期休養させていったん立て直して
さらに仕上げてから戸崎騎手。というパターンが最近は多いのかもしれません。
- 好成績なクラス 1600万
- 好成績な枠順 1枠
- 好成績な距離 1200m
福永騎手は夏競馬の間、とにかくダートの成績が良いです。
騎乗回数自体は芝の方がかなり多いのですが、回収率は断然ダート。
そしてクラス的には特別戦の成績が非常によく
特に1600万クラスでは複勝率75％となっています。
枠順的には1枠・2枠の成績が非常に良いです。
【ポイント】
・牝馬が得意な福永騎手。特に３歳世代の牝馬とは相性抜群。
↑こちらは牝馬の世代別の成績です。
福永騎手は昔から牝馬が得意と言われていますが
今年の夏競馬も牝馬成績がとても優秀です。
そしてその基となっているのは、3歳牝馬との相性の良さです。
データを見てみると勝率・複勝率的にはさほど良くないですが
回収率を見ると単153、複120と非常に高い数値になっています。
秋華賞でも福永騎手の活躍が見れるかもしれません。
- 好成績なクラス どのクラスでも
- 好成績な枠順 8枠
- 好成績な距離 2000m
デムーロ騎手の夏競馬の特徴としては、芝では好成績だけど
ダート戦ではさっぱりということでしょうか。
勝率・複勝率・回収率すべての点で芝の方優秀です。
そして特別戦の勝率・単回値がものすごく高いことにも注目。
大きなレースほど成績が良いという従来のイメージ通りですね。
【ポイント】
・デムーロ騎手の得意な芝戦の中でも、中長距離に特に注目。
↑こちらは芝戦の距離、コーナー別の成績です。
一時期はチャンピオンズＣでサンビスタ、フェブラリーＳでモーニンに騎乗し
勝利したこともあってダートでも活躍していた時期もありましたが
やはり得意なのは芝戦。今年も夏競馬も芝戦の成績が高くなっています。
そして芝戦でも特にマイル以上の成績が非常に良いです。
コース的には中京マイル、中京2000ｍを得意としていて
後方から猛然と追いこんでくる、Ｍ.デムーロ騎手のイメージと合っていますね。
秋競馬は菊花賞や天皇賞・秋など芝の中長距離のＧ１もありますし
重賞、特別戦の得意なＭ.デムーロ騎手も当然活躍することでしょう。
以上、戸崎騎手、福永騎手、M.デムーロ騎手の3名を取り上げました。
次回の記事で残りの6名を取り上げたいと思います。
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